最初の第一印象はこれは凄い！

デビット・ラッセル氏が長らく愛用してきた製作家のギターだけあってこれは間違いはありません。

私も何本かギルバートギターを見てきましたがこの楽器はとても良い意味でギターらしさがあります。

ジョン・ギルバートは1980年代、名手デビット・ラッセルが使用し一躍有名になりました。

切れ味の鋭い研ぎ澄まされた演奏は一斉を風靡しどんなギターを弾いているのか話題になりました。
当時のラッセルの演奏をはこのギルバートギターがあったからこそではないかと思います。
私も彼がギルバートを弾くステージを聴いたことがありますがとても素晴らしく今でも鮮明に覚えています。

この楽器は製作されてから43年が経ちましがまったく色褪せず堂々とした佇まいを放ち抜群のパフォーマンス力、遠達性を誇ります。

コンクールや演奏会で即戦力で使えて他の楽器とのアンサンブルにおいても頼りになる存在です。

今回の楽器はブリッジがピンになっていないノーマルタイプ。

ジョン・ギルバートといえばピンブリッジが有名ですが、この楽器はピンブリッジに移行する前に作られました。

ブリッジがノーマルであるがゆえに音のコントロールはしやすく音に味わいがあります。

ノーマルブリッジの方が調整もしやすいです。

割れの修理が表板に2箇所、裏板に1箇所入っておりますが問題なく綺麗に修理されております。

フレットは打ち替えておりますのでネックの状態もバッチリです！

・表板　杉

・裏横板　ローズ

・サドル・ナット　アイボリー

・弦長　652mm

・指板幅　52mm

・弦幅　0F上　42mm サドル上　57mm

・弦高　1弦側　2.8mm　6弦側　3.8mm

・フレットは打ち替え済み
・アメリカ合衆国

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