● 鈴木大介ギターエッセイ パート39(2003年9月17日号）
なんだかアッという間に9月になってしまいましたね。8月終わりから9月半ばまで東京と松本を何度も往復していた大介さんです。松本でのサイトウキネンを終えた大介さんからお待ちかねのエッセイが届きました。
ご無沙汰してます。申し訳ありません。（・・；）
もう秋の気配ですね。どういうわけか８月９月は冷夏の影響を受けないほどに（？）働きづめであった僕ですが、やっとゆっくりのんびり映画でも見ようかという余裕がでてきました。でもあんまり久々なのでいろいろありすぎて、むしろ何から書いて良いかわかりません、ので、今日は「夏休み」、もとい「夏仕事弾きまくり写真日記」でお楽しみください。
７月２６日
天羽さんと久々のコンサート。フィリアホールも久しぶりでした。今回の企画は「カジュアルバロック」。「カジュアル」なのをいいことに、古典的名曲の数々を未来派的演出でお届けしました。ちなみに、フィリアホールが誇る企画「ハイムコンツェルト」シリーズ、「女神（ミューズ）達との出会い」シリーズ、「ティータイムコンサート」シリーズすべてに出演したのは僕が最初らしいです。でももちろん「女神」は天羽さんのことですよ。念のため。
８月６日
広島交響楽団の平和祈念コンサート。広島市民のみなさまの平和への願いを全身で感じました。同時に、こういう特別なコンサートを体験できたことをかならずこれからの自分に生かしていかなくては、と思いました。広島ではギタリストの徳武さんにお世話になりました。
（徳武さんと私）
８月２２日 「きまクラ夏のスペシャル」にて高橋由美子さん＆ゲストのみなさんと。みんなすごい演奏してくださいました。
８月２３日 サイトウキネン・フェスティバル松本でのオペラ「ファルスタッフ」の公演で１３小節ギターのパートがあるために松本に出発。
８月２４日 でもアマチュア・ギター・コンクールの審査のために帰ってきました。
８月２５日 また松本へ。
８月２７日
サントリー小ホールをライブハウスにしてしまう企画「Ｍスペース」で古部さんとトークショー、じゃなくて演奏会。ちなみにこの日の模様は９月２１日のＮＨＫ教育テレビ「芸術劇場」で少しだけ放映の予定。それから「モストリークラシック」のｗｅｂサイト
http://mclassic.excite.co.jp/
でも見られる予定。古部くん阪神優勝おめでとう。
ちなみにこの日は「ファルスタッフ」の練習を休んでしまいました。かわりに吉野直子さんがハープで弾いてくれたらしい。
８月２８日～９月８日 再び松本へ
今回の松本はスケジュールがタイトで、オペラの間に４日は武満徹メモリアルコンサート、６日は松本の美術館で「出前コンサート」に出演しました。それにしても松本の聴衆のみなさんの集中力にはいつもながら感激します。ほんとうにありがとう！
９月１２日 保多由子さんのｺﾝｻｰﾄで西村くんと一緒に伴奏。グラナドスの「ゴイェスカス」をギター２本で伴奏するという新しい試みも大成功。西村くん編曲お疲れさま。
９月１３日 浜松でコンサート。
９月１４日 作曲家の池辺晋一郎先生の「還暦お祝いコンサート」。この写真はなんか公表していいのかどうかわからないけど「ホームページに載せる？載せる？」ってすごいきいてたからいいんですよね、眞樹さん？
えーというわけで書いてみて思ったんですが、あのー僕はこの夏ずーっと赤いシャツしか来ていなかったのか！！っていう謎と後悔の残る感じではありますが、みなさんには少しでも「いっぱいいっぱい」な様子が伝わったんじゃないかと思います。ではまた。