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● 鈴木大介ギターエッセイ パート3

ご無沙汰です!鈴木大介さんのエッセイ・パート3です。
ますます忙しく活躍中の大介さんです。

 

最近反省することしきりである。
世の中には(少なくとも僕のまわりには)、僕より忙しく稼ぎまくっているミュージシャンがたくさんいるのだけれど、人から甘やかされるのをいいことに、多忙と称しては連絡不行き届き、コンサートの差し入れのお礼状も延び延び、友人の結婚式の出欠も返事せぬまま、カルチャセンターは友達任せ・・・等々、怠慢さにかけては誰にも負けないと思う日々、このエッセイだって当初は毎月書くと言っておきながら、振り返ってみれば去年の9月からこれで3作目。読んでる人に会う度に謝って歩く始末だ。

そもそもギタリストの仕事の中で、ギターを弾くこと以外はそれほど好きな方ではないのだ。スケジュール調整、契約書の作成、プロフィールや写真の送付、ギャラの請求、それらの事務的能力をまったく欠いているばかりか、コンサート会場も間近になるまで知らないことが多い。そんな僕があろうことか、4月からFMのパーソナリティーをやっている。

日曜日の19時15分からNHK-FMで放送されている「クラシック・リクエスト」という番組で、一緒にパーソナリティーをやって下さっている室田 尚子さんが毎回リスナーの方々から頂いたリクエスト葉書を読んで、僕はそれについてかなり行き当たりばったりのコメントをしつつ、リクエスト曲を聴くという番組だ。尚子さんは、雑誌などにもよく執筆されているし、テレビ番組の構成もしているし、この間の3月までは水曜14時からFMで生放送をされていただけあって、作曲家や作品についての知識は豊富だし、難しい作品名や作曲家名も茶の子さいさいで読んでるしで、ラジオから流れるさわやかな声とは裏腹(???)に泣く子も黙るプロ中のプロフェッショナル。一方、どうしてクラシック音楽番組のレギュラーに抜擢されてしまったのか自分でもよくわからぬままにスタジオに入り、いすめしい顔でラジオの前で微動だにしない辛口・レア・コア・クラシック・ファンをマイクの向こうに想定しながら、借りてきたネコというよりはまな板の上の鯉に近いもうほとんどごめんなさい状態の鈴木。そんな収録が5本くらい続いて、さすがにこれじゃあやってる自分が面白くないなという気持ちになって、反省月間の課題のひとつとしたのであった。

そのようなわけで、鈴木としては夏に向かってギンギンのDJ兄ちゃんに化けてやろうと思っているのだが、それにはリスナーの皆さんの叱咤激励と苦情の葉書、いやもとい、リクエストの葉書が必要不可欠なわけで、今、クラシックリクエストでは以下のようなテーマでリクエスト曲を募集しています。
 ◆ 昔苦手だったけど最近好きになった作品、作曲家
 ◆ 夏のリゾートの友に、海や山に一緒に連れていきたい作品、作曲家
皆様からのお葉書をお待ちしています。

PS ギター曲ばっかりだとあまり続けてかけられません。