【書籍】ギター名曲ミステリー/手塚健旨・著

【ギター音楽の謎】

1.ビウエラ音楽はなぜすぐに衰退したのか?

2.ソルのエチュードが〈月光〉とはなんでや? ありえへん!

3.ソルの〈月光〉に サブメロディーを付けたのは誰?

4.〈アランブラの想い出〉被献呈者の“謎”

5.トレモロの謎

6.〈ラグリマ〉は涙が出るほど謎だらけ?

7.タレガ〈タンゴ〉とトルサ〈ハバネラ〉の一騎打ち。勝つのはどっちだ?

8.〈グラン・ホタ〉は誰の作?

9.〈カプリチョ・アラベ〉はなぜ何度もタイトルを変えたのか?それはタレガのカプリチョ(気まぐれ)か?

10.アルカスの〈ヴェニスの謝肉祭による変奏曲〉の正体は?

11.トーレスはどのようにしてあの美しい音色を獲得したのか?

12.〈禁じられた遊び〉はスペイン民謡か?

13.「ロマンス事件」を迷宮入り寸前にさせた犯人は誰?

14.〈聖母の御子〉はカタルーニャ民謡か?

15.〈アストゥリアス〉の謎を解く

16.ドン・レヒーノの〈アンダルシアのスケッチ〉〈アンダルーサ〉〈ロンデーニャ〉これらはみんな同じ曲?

17.〈アランホェス協奏曲〉 複数の“アダージョ”誕生秘話 どれが真実か?

18.〈アランホェス協奏曲〉 セゴビアはなぜこの曲を弾かなかったのか?

19.ヴィラ=ロボスはなぜ〈ショーロス第1番〉を複数のギタリストに献呈したのか?

20.座談会 ギターの謎の真相を語る

 

【奇跡のギタリスト】

1.フェルナンド・ソル/2.フランシスコ・タレガ/3.ナルシソ・イエペス/4.パコ・デ・ルシア/5.リョベートとアニード/6.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ/7.バリオスとディアス/8.フアンホ・ドミンゲス/9.イダ・プレスティ/10.ホセ・ルイス・ゴンサレス/11.ジュリアン&ジョン/12.アンドレス・セゴビア/13.番付表

 

【添付楽譜】

解説/1.2つのエチュード(アントニオ・ルビーラ)/2.ルビーラ:エチュード(出版譜)/3.パルマの想い出(ホセ・ビーニャス)/4.エンリケータ(ハバネラ)(ガルシア・トルサ)/5.2つのギターのためのワルツ(フランシスコ・タレガ)/6.プレリュード嬰ヘ短調(フランシスコ・タレガ)

 

戦後のギターブームのきっかけとなった名曲〈禁じられた遊び〉(または〈愛のロマンス〉)は最も有名なギター曲ですが、ずっとスペイン民謡として流布していました。

 著者の手塚健旨はたびたびスペインおよび南米各国に渡り、得意のスペイン語を駆使して得た幅広い人脈により、膨大なギター関係の資料を収集されています。「アントニオ・ルビーラ作曲」と記されたこの曲の古い楽譜との出会いを契機にさらなる探求の旅が始まり、歴史の片隅に忘れ去られたこの作曲者と作品に光を当てることができました。

 そして今や、この曲がルビーラ作曲ということは広く認知され、NHKのEテレ「ららら♪クラシック」でも大きく取り上げられました。他にも多くの「謎」が、あたかも手塚に解明されたがっているかのように集まり、たくさんの新たな事実がここに解明されました。

 後半の「奇跡のギタリスト」は世界の天才ギタリストたちに大相撲の四股名を付け、番付表を組み上げていく、ユーモラスな形をとっています。特に手塚氏と交流のあった現代のギタリストたちは実に個性豊かにその人となりが描かれています。読者は天才の凄さと共に可笑しさも味わうことができるでしょう。

 巻末にルビーラの手書き譜をはじめ、5曲の珍しい楽譜が付いています。B5判、200頁です。

 

本書籍は、現代ギター誌に連載された「ギター音楽の謎」(2012年4月号~2013年3月号)と「奇跡のギタリスト」(2014年4月号~2015年3月号)、2つの特集記事「ビウエラ音楽はなぜ衰退したのか」(2013年1月号)「トーレスの音色の秘密」(2013年9月号)を大幅に加筆、改編し、さらに5つの新たな書き下ろしをまとめたものです。

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