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● 鈴木大介ギターエッセイ パート26(2002年7月29日号)

何と7月に入って3本目のエッセイです。今回は少し躁状態気味に楽しい?写真満載!
少し重いのはお許し下さい。


暑いですねー。
熱いと言えば先日の大阪フェニックスホール公演は熱かったです。関西の誇るマンドリン界の精鋭、井上泰信くんの企画で、彼がマンドリン、マンドリンチェロ、バンドリンなど、5種類もの楽器を持ち替えてラテンアメリカ、とくにニャタリの組曲「肖像」を始めとするブラジルものを、最近野生化が進んで手がつけられない状態の鈴木を相手に弾きまくる一夜でした。さすが実家は京都のお寺、しかも木魚は裏打ちの浄土宗だけあって、なかなかヒップな感じでしたね、井上くん!!そしてそのまま心斎橋にある行きつけのライブ居酒屋エスパーニャになだれ込み、怒濤のライブ打ち上げとなったのでした。以下その模様を白熱の写真付きでリポート。

前から全曲一度に弾いてみたかったニャタリの組曲「肖像」ですが、今回はカメラータ・カリオカのバージョンを参考にハファエル・ハベロ技満載でマンドリンとのデュオ用にアレンジしました。(て、知らない人にはなんのことだかわからないか。)で、一楽章と四楽章、それからアンコールの「カリオカの夜」には、パーカッションの池田安友子さんが参加してくれました。打ち上げではそのカホン池田と「イパネマ」&「ジェット機」セッションで盛り上がりまくる大介。

が、しかし、その盛り上がりをよそに、難曲中の難曲と呼ばれるニャタリの「肖像」を見事に弾き終え、開放感にひたる井上は傍らに美女をはべらせてギターを片手に口説きまくるのであった。「姉ちゃん、どや?わいギターもうまいやろ?」

一方演奏で爆発し、酒もまわってきた鈴木は、以前井上主宰のマンドリンオーケストラ「アルス・ノヴァ」での打ち上げ以来目を付けていたさわやか青年山岸覚をスカウトすべく、業界人さながらにおいしい話を持ちかけるのであった。いや、マジ目がヤバイって。


しかし、そんなことには構いもせず、井上は熱くギターでかき口説くのであった。「わいのギター、うっとりするやろ?目にも止まらぬ早技見せたるで。どや?どや?」


だが、そんなギター自慢の井上泰信も、マリアッチだかハワイアンだかショーロだかわかんなくなってしまって、仕方がないので「ベサメ・ムーチョ」を熱唱し始めた鈴木を見ると、思わず参加してしまうのであった。


そしてまたしても反省のない夜を打ち上げてしまった鈴木は、さらに反省しない明日へと誓いをたて、みんなで記念撮影するのでありました。


最近、中学生とか、若い人がこのページ見てるみたいだけど、見せてはいけないものを書いてしまったかもしれない・・・が、反省はしないことになってるので知りませーん。こんなちゃらんぽらんな自分がなんかいい感じの今日この頃なのでした、が、しかし、名誉毀損で訴えられるといけないので暴露してしまうと井上君が口説いてるのは彼の奥さんです。
井上君主宰アルス・ノヴァのページhttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/2180/
エスパーニャのページhttp://homepage2.nifty.com/ESPANA/