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● 鈴木大介ギターエッセイ パート41(2003年12月4日号)

師走・・・!来年はとても意欲的な企画が目白押しとの事。楽しみな大介さんです。


 12月1日はまさに師走の到来にふさわしい一日でした。

 その日は、来年1月23日の新潟りゅーとぴあで行われる瀬尾和紀さんとのコンサートのプロモーションのために新潟に行くことになっていました。出発が朝早いため、りゅーとぴあの企画の方から「くれぐれも朝寝坊にはご注意下さい」と言われていたのですが、送られてきたスケジュール表を見てみると、新潟到着後、即昼食のために僕の大好きなお蕎麦やさんに移動、と書いてあったので、どうして寝坊が出来ましょう。6時にスパッと起床し、シャワーを浴びて髪をかわかし、万全の状態で準備完了、よし行くぞ、と思ったら電話のベルが・・・
「もしもし」
「Hello・・」
「あ・・Hello」
なんだ、国際電話だよ、急に焦るなー・・・と思っていたら、電話の相手が
「I am Celso Machado(俺セルソ・マシャドだけど。)」
げげげ~~~!!!なんでだよ、なんでマシャドから電話かかってくんだよっ、と思ったけどよく考えたら古部くんとのアルバムでも「Sweet Bossa~」でも演奏していたのでCD送ってあったのです。それで、「ずいぶんたっちゃったけど、感想を伝えようと思って・・・」と電話くれたらしいのです。で、しばらく話したけど、めちゃめちゃいい人だったし、彼の音楽がなんであんなにあったかく伝わって来るのかもわかったのです。なにより彼が僕の演奏を「僕(マシャドさん)らのやり方とちょっと違うクラシックな感じ」ではなくて「very good」と言ってくれたのが、すごく嬉しかったです。ひさびさに褒められて学生気分になった。電話でいきなり来るあたりもほんとブラジルだ。住んでるのはカナダらしいけど。興奮しすぎて英語ぼろぼろでしたけどね・・・とほほ。

 それで、意気揚々と新潟行きまして、プロモーションして参りました。ラジオに2本生出演させてもらって、雑誌の取材も2本していただいて、おりしもアルビレックスが優勝&J1昇格で盛り上がる新潟でしたが、ほんとに楽しかったです。マシャドさん~ブラジル~サッカー~アルビレックスみたいな感じでつながってるよね。すべては起こるべくして起こっているのだ!!

 ラジオ出演では、ギター抱えて話ながら弾きながら、けっこう盛り上がりました。このスタイルは「きまクラ」に応用できないものか・・・・ただし漫談をめざさない方向で。

FM新潟のDJ、番井奈歩さんと。偶然にもおたがいの地元が一致、ローカルご近所ネタで盛り上がりました。

そして瀬尾さんとのリハーサル。新潟のみなさんぜひ見に来てくださいね。

11月17日に富山にて 作曲家の三枝先生とトーク&コンサート。富山のお魚たちにはいつもめろめろ。