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● 鈴木大介ギターエッセイ パート29(2002年10月5日号)

大介さんはあの狂おしい?7月ほどハイペースではないものの、その後ちゃんと毎月エッセイが届いています。
えらいえらい。北海道での収録聞いただけでもすごそうですね・・・


朝晩の涼しさが、真夏の怠惰にふやけきった体にしみる今日この頃です。
夏さえまじめにやっとけば一年安定なんだけどね~。やっぱり飲み会多いし夏は遊んでしまうよね。そうするとこの時期、やってたつもりが肉体は鈍りまくりでそりゃもう、たいへんなんでございます。

9月はコンサートがけっこうありましたが10月はあまりありません。そのかわり「題名のない音楽会」の収録とBS2の「クラシック倶楽部・北海道フロンティアシリーズ」の収録があります。北海道は利尻島の一日一便とか二便しか発着のない空港で、サックスの須川さんとデュオあり、ソロありの楽しい感じですが、野外撮影もあり、現地は10度以下、ということで、今から震え上がっています。もう寒くて何を弾いてもゆっくりになっちゃうかもしれません。ごめんなさい。

11月は先日リリースされた「daydream」が好評な古部賢一氏とのデュオで上野学園の学祭に出演です。学祭といえば9月にも桐朋学園大学のに出演させていただきました。若い皆さんが一生懸命運営されているので感心させられてしまいます。当日野外で出来なかったのは残念でした。でもみんな良い楽器持ってるからな~。野外でやろうという、心意気だけでもすごいよね。


でその後5日には浜離宮朝日ホールで、昨年好評だったヘルベルト・リッパートさんとのシューベルト「美しい水車小屋の娘」の再演です。昨年はメンバーズオンリーでしたが今年はどなたでもご覧になれます。好評だったとはいえ鈴木は昨年リッパートさんに出会って「仕事師」と化している自分にいやがうえにも気付かされてしまったため、今年はほんとうに音楽で対話が出来たらいいなぁと、リベンジにも似た思いです。リッパートさんはとてもフランクな素敵な人です。お楽しみに。

えーーっと、その後も越谷や生駒市でのリサイタル、文京シビックホールでのアランフェス、今年も11月は働き通しです。皆さん見に来てくださいねーー!!